サーフィンをする人は健康的で鬱とは無縁のイメージがあります。
「健康的だからサーフィンをしている」
「サーフィンをしていたら健康になった」
という鶏と卵の議論はあるでしょうが、少なくともサーフィンをしていればメンタル的に好影響があることは間違いない、ということを今日はお話したいと思います。
サーファーのメンタルが強いのには理由があった
理由1:サーフィンは有酸素運動
ここであえて説明する必要もないかもしれませんが、サーフィンは数時間にわたって波の上で行う有酸素運動です。
波に乗ったときや波に飲まれているときなど、ときとして無酸素運動が行われる場面もあるでしょうが基本的に有酸素運動です。
そして、有酸素運動が鬱の改善や精神安定に効果があるということは、数々の研究から疑いようのない事実です[1][2]。
理由2:サーフィンは太陽を浴びる
サーフィン中は屋外にいますから当然太陽の光を浴びます。
太陽に含まれる紫外線は肌を傷つけるという意味では忌み嫌われる存在ではありますが、一方で体内でビタミンDを生み出す役割があります。
鬱傾向の人にはビタミンDが不足していること、そしてビタミンDが気分の改善に役に立つことは近年の研究で急速にあきらかになってきたことです[3][4][5]。
世界中のほとんどの人がビタミンD不足であるという説[6]もあるほどで、個人的にも健康的な生活をおくるためにもっとも重要な栄養素と考えています。
ちなみにビタミンDをとるとカルシウムの吸収が促され、後述するもともと不足がちなマグネシウムがさらに足りなくなるので、ビタミンDにはマグネシウムがセットです(ビタミンDのせいで体調がよけいに悪くなる可能性ありです)。
理由3:サーフィンは海水につかる
当然ですがサーフィンをしている最中は手や足、顔などが海水に触れます。
海水には多様なミネラルが含まれており、そのミネラルを私たちは皮膚からもわずかながら吸収します。
海水に含まれるミネラルの一つにマグネシウムがあり、マグネシウムは鬱症状に大きな効果があることがわかっています[6]。
ビタミンDと同様、ほとんどの現代人に不足している栄養素と考えられています。
関連記事:なぜこんなにもマグネシウムはブレインフォグに効いてしまうのか?
まとめ
以上、3つの理由からサーフィンはメンタルを強力にサポートしてくれそうです。
サーフィンをするのは早朝が多いので早起きにもなるでしょうし、早起きするとなれば前日の深酒や夜更かしも避ける必要が出てきます。
こうしたサーフィンに付随した理由でも健康増進効果がありそうですね。
たとえばあなたが企業の採用担当で、趣味が長年サーフィンだという採用候補者が現れたとしましょう。
その趣味が事実であるならば、その彼/彼女がメンタル的にタフであることはおそらくまちがいないでしょう。
この事実を知ったからと言って「よし私も今日からサーファーになろう!」とはなかなか思えませんが・・・、ちょっとサーフィンをやってみたくはなりますね。
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