副腎疲労はマーケティング用語だった?

副腎疲労という言葉が生まれたアメリカでは、副腎疲労はどのようにとらえられているのかを調べてみました。

また、知らなかったのですが副腎疲労は「副腎だけに原因があるわけではない」らしく、その発生の仕組みについても少しまとめました。

1.副腎疲労と呼ぶのは正確ではない?

アドレナルインサフィシエンシー

「副腎疲労(Adrenal Fatigue)」はマーケティング用語であって、医療用語としては「副腎機能低下(Adrenal Insufficiency)[1]」と呼ぶのが正しいようです。

2.副腎疲労は副腎だけが原因ではない?

副腎機能低下という名前がついていますが、原因の発生個所は副腎を含む複数箇所に渡ります[2]

2-1.副腎からホルモンが分泌される流れ

副腎機能低下が起こるパターンを理解するために、まず副腎が機能する仕組みを説明します。

副腎が機能する仕組み:

1.ストレスを受けると視床下部(Hypothalamus)がCSH(Corticotropin Secreting Hormone)というホルモンを分泌する

2.CSHを受けとった下垂体(Pituitary)はACTH(Adrenocorticotropin Hormone)というホルモンを分泌する

3.ACTHを受けとった副腎(Adrenal Gland)はコルチゾールとDHEA(Dehydroepiandrosterone)を分泌する

副腎が機能するための一連のルート(視床下部⇒下垂体⇒副腎)は、関係する3器官のアルファベットの頭文字(Hypothalamus+Pituitary+Adrenal Gland)をとってHPA軸[3](HPA Axis)と呼ばれていて、うつ病治療においても注目されているようです。

2-2.副腎機能低下の2パターン

副腎機能低下には2パターンあります。

パターン1.視床下部と脳下垂体は正常にホルモンを分泌しているが、副腎がホルモンを分泌していない(副腎に問題があるケース)

パターン2.視床下部からのCSH、もしくは下垂体からのACTHが不足している(副腎自体は正常なケース)

まとめ

副腎疲労(副腎機能低下)の発生には複数の要因がありました。これが医療機関での正しい診断を妨げている一つの問題かもしれません。

また、視床下部から分泌されるCSHは測定が行いにくく、問題箇所の特定が難しいことも副腎疲労(副腎機能低下)をややこしくしている原因の様です。

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