プロバイオティクスの重要性については別のエントリーでご紹介しましたが、プロバイオティクスを開始して数ヶ月が経ったいま、感じていることをまとめたいと思います。
プロバイオティクスで腸内環境が整ったら気づいた3つのこと
1.腸内環境はあなたが思っているよりずっと大切
腸内環境を整えたら睡眠の質はよくなるし、お腹はくださないし、肌はきれいになるし、疲れにくくなるしで本当にびっくりします。
改めて腸内最近と脳の関係を説明した上記の本を読んでみると、実体験と合致することで納得できることがたくさんあります。
例えば、性格がおだやかになる。
性格って生まれつきのものと考えられがちですし、脳内の神経伝達物質が多分に影響しているというのもよく聞く話です。
でも実際には腸内細菌が人間の行動を支配して性格を変化させることがあるわけです。
なぜかというと、腸内細菌は数ある種の中で自分が繁殖することを一番に考えるために、その宿主である人間に自分にとって最もよい行動をとらせるからです。
といっても、次の曲がり角を右に曲がらせてコンビニで爽健美茶を買わせるなんてことではなくて、穏やかな性格になることによって社交性が増し、より多くの人と接することによって新しい細菌を腸内に迎え入れ自分たちの優位性を保つみたいな。
もっと単純な例で言うと悪玉の細菌は甘いものを欲するので宿主であるあなたも甘いものが好きになる。
プロバイオティクスを始めてから甘いものへの渇望感は確実に減っています。
甘いものを我慢しているという感覚ではなく、食べても食べなくてもどちらでもいい、といった感覚になっています。
2.腸内環境は一朝一夕で改善しない
これまで腸内環境の改善にはりきって取り組んできましたが、効果は突如現れるものではなく、徐々に現れてきます。
初期に効果を感じなくとも、最低30日は取り組むとよろしいかと思います。
私の例ですと、一日に
- プロバイオティクスのカプセルを朝晩1つずつ
- 青汁を朝食に
- ヨーグルト(R-1、もしくはLG-21)を朝食時と就寝前
といった感じです。
この「THE 腸内環境改善」といった食生活でも体質が改善し始めるまでには3週間程度かかったと記憶しています。
ちなみに最初はヨーグルトの食べきりサイズを買っていましたが、いまはヨーグルトメーカーでR-1やLG-21を増殖させています。
牛乳に種となるヨーグルトを入れて7時間ほど待つだけで大量に高価なヨーグルトを増やすことができるので、ヨーグルトメーカーは大変重宝します。
ヨーグルト一食分に含まれる細菌は数億程度と言われていますので、できるだけ多くの細菌を取り込もうと量を気にせずもりもり食べています。
なんというか、変な話ですが腸内にいる細菌君にエサをあげて育てている感覚で、愛おしさする感じる今日このごろです。
というのも手をかければかけるほど、私に恩返しをしてくれますので。
3.こんな少量の食事で生きていける
私は小柄で細身の体型なのですが、食事の量は多いタイプでした。
勝手に代謝が良いからだと考えていましたが、ここ最近は食事の量がめっきり減りました。
特に炭水化物。
食事の量が減ったからといって、体重や体脂肪率に大きな変化はありません。
これは小腸での栄養吸収がうまくいっているのと、大腸で細菌が必要な栄養素を生み出しているからだと想像しています。
このあたりについては先にご紹介した書籍の中でも説明がありますが、腸内細菌が野菜からタンパク質を生み出すことはけっして稀なケースではないようです。
極端な話ですが、牛は実際に草だけを食べて巨体を維持していますよね。
ムダに食べることが減ったからでしょうか、食事をして疲れるということが減りました。
これは今後さらに改善するのではないかなと考えています。
小腸における栄養吸収という点も重要です。
これまで私はありとあらゆるサプリメントを試してきましたが、効果を感じるものはわずかでした。
当然不足していない栄養素をサプリメントで補充しても意味が無いわけですが、そうやって効果を感じられなかったサプリメントの中には、十分に吸収ができずにいたものも含まれそうです。
なにが言いたいかというと、サプリメントによる体調改善を狙うのであれば、まず腸内環境を改善することが先決ではないかということです。
そうでなければ、サプリメントの効果の有無はきちんと測ることができないでしょう。
それに今考えて思うのは、腸内環境を改善した時点でサプリメントは不要になっていると想像できることです。
まずはご自身にあったプロバイオティクスを見つける必要があり、それがどれかということはだれも教えることができません。
下記の2例は各国のユーザーレビューを吟味して私が選んでみたものです。
たまに腸内環境はその人の国籍によって違うから、海外のプロバイオティクスは日本人には合わない、なんてセリフを目にしますがそんなことはありません。
腸内細菌の種類は食べているものに左右されるので、欧米に近い食事をとっている現代の日本人は欧米人に限りなく近い腸内環境をもっていることでしょう。
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