このところ慢性的に疲れている私は、午前中であるのに気力も集中力も底を付いている状態です。少しでも活動するためのエネルギーを取り戻すために何かいい方法はないかと日々模索しており、今回は「インドの万能滋養強壮ハーブ」として知られる「アシュワガンダ(Ashwagandha)」を試してみることにしました。
これまでにも数多くのサプリメントを試してきましたが、効果を実感できるものは、実はというかやっぱりというか、そんなに多くありませんでした。まあ、そんなにすぐ効果が出るものがあれば、すでに副腎疲労も完治しているはずですが・・・。さて、「アーユルヴェーダの女王」とも呼ばれるアシュワガンダは、私の慢性的な疲労症状に対してどの程度効果があったのでしょうか。
アシュワガンダのよく知られた効能
私の実体験をお話する前に、アシュワガンダについての一般論をちょっとだけお話します。アシュワガンダは「アダプトゲン」として様々な研究が行われており、最近では以下のような研究結果が発表されています。
アシュワガンダ研究で分かってきたこと:
・脳細胞をストレスによる酸化から守る (参考)
・がん細胞の増殖抑制(参考)
・筋肉増量と回復期間短縮(参考)
・コルチゾール分泌の抑制(参考)
研究結果を要約すると、
64人の被験者を2つのグループに分け、60日間のテストを行った。一つのグループにはアシュワガンダ300mgを、もう一つのグループにはプラシーボ薬を、それぞれ一日二回投与した。結果、60日目にはアシュワガンダを投与したグループのみストレスへの抵抗力が高まり、コルチゾールレベルの顕著な現象が見られ、主観的QoL(生活の質)が高まった。
となります。
アシュワガンダの具体的な体感の例としては、以下があるようです。
・気持ちを落ち着けるリラックス効果
・体力の底上げ
研究ではアシュワガンダに有意な精神的作用が認められており、それらに注目しながら効果を確かめていきます。
アシュワガンダを試す
私が選んだのはNOW社のアシュワガンダ。一回一錠を一日二回(朝晩)摂取して様子をみることにしました。カプセルの大きさは人差し指の第一関節までの長さより短く、太さは小指の半分ほどでしょうか。アメリカ製のサプリとしては珍しく大きくありません。カプセル茶褐色でハーブらしい鼻を突くような独特の香りがありますが、そこまできつい香りではありません。
ボトルに記載してある使用方法によると、一回一錠を服用、一日三回まで使用しても良いこととなってます。
体感したこと(摂取開始から1週間)
残念ながら「毎日がエネルギーに満ち溢れてきてこれまでのやる気のなさが嘘みたい!」なんていう劇的な変化は特に感じていません。
一方で穏やかに効き目が現れ始めており、例を下記します。
・怒りの感情が減って穏やかに日々を過ごせている(気がする)
・未来に対する不安を感じることが減った(気がする)
いずれも事前に調べていたアシュワガンダの効能そのままと言えばその通りですが、もう少し顕著な効き目を期待していただけに「もう少し効いてくれたら・・・」というのは本音です。
・記憶力、認知力、想起力は変わらず
・慢性的な疲労感には変化なし
・副作用はまったく感じられない(私の場合、日中にとっても眠くなることはありません)
まとめ
研究では比較的顕著な結果が出ているアシュワガンダでしたので、もう少し長く様子を見てみて、使用を継続すべきか判断したいと思います。
コルチゾール抑制や筋肉増量(筋トレの効果を上げる)の効果が確かなのだとしたら、毎日のストレス対策や健康維持のためのベースサプリとして常用していくだけの価値はあるのではないかと思います。。コルチゾール抑制にはホスファチジルセリンやリローラ、御岳百草丸といったサプリ(御岳百草丸は胃腸薬)がありますが、アシュワガンダの方が割安です。
追記(摂取開始から4週間後)
その後、4週間アシュワガンダを飲み続けてみました。朝晩2回、1回1カプセルずつです。
・毎日穏やかに過ごせている(気がする)
・少し記憶力が回復した(気がする)
・朝起きるのが少し楽になった(気がする)
徐々に疲労症状が良くなっている気はするものの、やはり効果は穏やかです。アシュワガンダを摂りはじめてから軽い筋トレを始めてみたり、日光浴を始めてみたりしているので、アシュワガンダの純粋な効果を測るのは難しかったりします。
でもアシュワガンダはより長期間継続してこそ効果があるものかもしれません。事実インドでは日常的に使用されているものですし、研究(参考)でも確実に結果が出ているものです。
そういった期待感がプラシーボ効果も多少生んでいるのかもしれません。でもいいんです、治ってさえくれれば(笑)価格的には手ごろなのでもう少し続けてみます。
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