アルギニンとは
アンチエイジングを始めとした体に嬉しい効果を期待されて、いまアルギニンが注目されています。でも、アルギニンとはそもそもなんなのか、ご存知ですか?
アルギニンとは1886年、ルピナスというマメ科の植物の芽から発見された非必須アミノ酸[※1]の一種です。成長ホルモンの分泌を促進し、筋肉組織を強くしたり、免疫力を高め、さらにアンモニアを解毒する効果があります。アルギニンは体内で合成できますが、生成能力が十分でなく、不足分を摂取する必要があるため、準必須アミノ酸ともよばれます。子どもの場合はアルギニンを必要量つくりだすことができないため、十分に食事から摂取する必要があります。
引用: わかさの秘密さん
アンチエイジングや筋力アップのためには成長ホルモンの分泌が重要なことはご存知の方も多いと思います。成長期の子供たちにとっても、成長ホルモンが健康な発育のために不可欠であることは、言うまでもないですね。
そんなアルギニンの効果について、もう少し細かく見てみましょう。
アルギニンの効果
アルギニンの効果は大きく分けて3つあります。
- 成長ホルモンの分泌促進
- 免疫力の強化
- 血流の改善
1.成長ホルモンの分泌促進
まず成長ホルモンの分泌促進ですが、成長ホルモンは脳下垂体から分泌される、アンチエイジングのためにもっとも重要といえる要素です。
成長ホルモンは新陳代謝を促し、脳、肌、関節といった身体のあらゆる場所をメンテナンスします。肌のしわや記憶力の低下は、成長ホルモンによる代謝が老化のスピードに間に合わないために起こる現象です。
また、成長ホルモンは脂肪の燃焼を促し、筋肉の合成を進める効果があります。現に筋肉のプロフェッショナルであるボディビルダーの間では、「アナボリック」という筋肉が合成される状態を作り出すためにアルギニンを摂取するのはごく当たり前のこととなています。
ただし普通に生活をしている人が、アルギニンの摂取によって突然ムキムキになるようなことは決してありません。むしろ適切な筋量が維持されることによって、太りにくい体質の維持をサポートします。
2.免疫力の強化
次に免疫力の強化ですが、アルギニンは免疫力の強化によって感染症を予防したり、体内のウイルスの増殖を抑えたりすることが数々の研究で実証されています。トレーニング中やダイエット中の方は、一時的なカロリーコントロールによって免疫力が低下しがちです。そんな状態を補う効果もあるといえるでしょう。
3.血流の改善
最後に血流の改善ですが、これはアルギニンが体内で一酸化窒素を生み出すことから得られる効果です。血液の中で一酸化窒素は血管を拡張する効果があります。
拡張された血管はより多くの血液を運ぶことができるようになり、体内のすみずみまで必要な栄養素や酸素が届きます。ちなみに血管か拡張されることによって、血圧低下の効果もあります。
血流改善による男性機能の向上もアルギニンの特徴です。男性機能向上のために、アルギニンの摂取を行っている方も多いです。有名な医薬品を試す前に一度トライしてみても良いでしょう。
シトルリンとの併用効果とその比率
アルギニンとの併用がおすすめされているシトルリンというアミノ酸の一種があります。アルギニン・シトルリンの併用で、それぞれ単独よりも血流の改善やの成長ホルモンの分泌を促すことが知られています。
その際のアルギニンとシトルリンをどのくらいの比率でとるかについては結論が出ていません。ただし、アルギニン:シトルリンで2:1の比率にするケースが多いようです。
アルギニンの副作用について
アルギニンは強アルカリ性の物質であるために、単体で摂取すると胃に不快感を覚える方がいます。これはクエン酸を溶かした水や酸性のオレンジジュースなどと同時に摂取することで回避することができます。
体験談
私がアルギニンを試した感想です。摂取を始めて3日後くらいから、男性機能の向上を顕著に感じました。また成長ホルモンの分泌が促進されたせいか、やる気が出て、肌がきれいになったようです。
デメリットとしては、胃の不快感です。アミノ酸なので、効果を最大化するために空腹状態で飲むようにしていましたが、胃の調子が悪い日は、胃がもたれる感覚がありました。そんなときはクエン酸を飲むとおさまりますが、クエン酸が飲めない状況だと少し辛いです。
当初はアルギニン単体で摂取していましたが、効果が徐々に感じられなくなり、いま現在はさらなる効果を求めてシトルリンとの併用をしています。
併用の方が、より効果を感じられます。分けてとるのは少々面倒なので、アルギニンとシトルリンが同時に取れるこちらのサプリが便利です。価格もそれぞれ単体で購入するのと変わりません。
アンチエイジングやトレーニングのためのサプリを探しているのなら、アルギニンはなかなか良い選択肢ですよ。
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