美白と抗酸化作用ならL-システインよりNACを選ぶべき5つの理由

ブレインフォグの解消法

NACこと、N-アセチルシステイン。

 

 

NACは美白効果で人気のL-システインの仲間。ここではL-システインをとっているあなたがより高い効果を得るための情報をお伝えします。

 

 

美白と抗酸化作用ならL-システインよりNACを選ぶべき5つの理由

1.NACはL-システインより効果が高い?

L-システインは体内に入った後、抗酸化物質であるグルタチオンを生成するために使われますが、L-システインもグルタチオンも体内で急速に分解されるため体内に長く存在していられません。

そうなると当然抗酸化作用は発揮できないわけです。

NACはL-システインの前駆体(NACがL-システインに変化する)なので、NACの方がL-システインより長く体内にとどまることができ、より長時間にわたって活性酸素・フリーラジカルと戦うグルタチオンを生み出し続けられるんです[1][2]

 

2.NACはL-システインより安価に手に入る?

L-システインを含む代表的なサプリメント(第3類医薬品)と言えば、ハイチオールC。180錠入りで2,110円(執筆時のamazon最安値)。

一日当たりの使用量は6錠なので、一日当たりに換算すると約70円。ちなみに6錠中に含まれるL-システインの量は240mg。

 

一方、NACはというとamazonでの取り扱いがないためiherbを参考にしてみます。

Docter’s BestのNACが60カプセル入りで611円(記事作成時のiherb価格)。

一日の使用量は1カプセルなので、一日当たり約10円。1カプセル中に含まれるNACの量は600mgです。

 

念のため、amazonで売られているL-システイン(ハイチオールCではなく)を調べてみると、100タブレット入りで1,269円(執筆時のamazon最安値)。

一日あたりの使用量は1タブレットなので、一日当たり約13円。1タブレット中に含まれるL-システインの量は500mgです。

 

まとめると、一日当たりの価格が安いのはNAC、次にL-システイン、そしてハイチオールCと並ぶ。

L-システインとNACは成分自体が異なるので単純比較はできないけど、有効成分の量もNAC、次にL-システイン、そしてハイチオールCの順。

こうしてみるとNACのお得感が浮き彫りになってきます。

商品名 メーカー 価格参照元 価格 内容量 使用量/日 価格/日 有効成分量/日
ハイチオールC エスエス製薬 amazon 2110円 180錠 6錠 70円 240mg
L-システイン NOW amazon 1,269円 100タブレット 1タブレット 13円 500mg
NAC Docter’s Best iherb 611円 60カプセル 1カプセル 10円 600mg

 

3.NACはあまり知られていない

美白効果で人気のあるL-システインに対しNACはまだあまり認知度が高くありません。

したがってL-システインのように日本の転売業者によって海外のサプリストアが買い占められて品切れが続出したり、日本amazonでの価格が乱高下することもありません。

NACは安定して手に入ります。

 

4.NACは二日酔いに効く

NACは肝臓の解毒作用があるため、二日酔いに効果があります。

L-システインも同様の効果で知られているので、あなたも二日酔い対策のためにL-システインを試したことがあるかもしれません。

1つ目のポイントの通り、NACの方が理論上L-システインより効果が高いので、二日酔い対策にも効果的と言えます。

 

5.NACは脳に効く

フリーラジカルによって認知機能の低下が発生します[3]

NACはフリーラジカルによって細胞が受けるダメージを緩和して認知機能の低下を防ぎます

 

そもそも私は美白よりも認知機能の向上に効果があるとしてNACを知ったのですが、摂り始めてから1週間ほどで確かな効果を感じていました。

 

まとめ

L-システインに美白や抗酸化作用を求めるのなら、NACの方が安価で効果が大きいため、一度試してみる価値はあると思います。

またL-システインとNACは併用したほうがいいとの声を聞くこともありますが、作用順序(NACがL-システインに変化すること)を考えるとNACをとってさえいればL-システインはとらなくてもいいはずですよ。

 

ちなみに重金属の排出など、肝臓の解毒のためにNACを使用する場合は、100mgを1日3回、合計300mgをとることが推奨されています。

その際、体に必要な亜鉛やマグネシウムも同時に排出してしまうため、NACの服用中にはマルチミネラルの同時服用が望ましいとされています。

 

効果については本文中でいくつかの研究をご紹介している通りですが、感じ方は個人によって異なることをお伝えしておきます。

 

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