最近ナイアシンを試しています。
というのもナイアシンに精神安定の効果があると小耳に挟んだからです。
誰にでも多少は気分の波はありますよね。
その波をできるだけ抑えることができれば、けっこう生きやすくなると思うのです。
ナイアシンで気分の落ち込みは改善する?
私の2ヶ月にわたる体験からすると、ナイアシンで心が元気になったりすることはありませんでした。
1.そもそもなぜナイアシン?
ナイアシンは特別な栄養素でもなんでもなく、ただのビタミンB3です。ニコチン酸です。
いろんな食べ物に入っていて、通常不足することはないとも言われています。
ただナイアシンを多めに摂取することで、統合失調症などの精神疾患に良い影響があったとする研究は少なくありません[1]。
2.私のナイアシン体験
私が摂っていたナイアシンはこちらの1カプセルに500mgのナイアシンが含まれているものです。
結論から言うと、ナイアシン初心者に500mgはかなりハードでした。
いわゆるナイアシンフラッシュというものが発生します。
頭皮、顔、手の甲、腕、太ももなどが赤く、熱く、そして痒くなるわけです。
このフラッシュは誰にでも起こり得ますが、以下のような特徴があります。
- 徐々に耐性ができてきて、フラッシュは軽くなる
- 統合失調症の症状が重度なほどフラッシュしづらい
- 満腹時はフラッシュしにくい
- アレルギー持ちはフラッシュしやすい
- ナイアシンアミドはフラッシュしづらい
初めての方なら100mgで十分ではないかと思います。
私も500mgのカプセルを開けて、その約三分の一を一回分として使用していました。
気分の高揚はありませんが、血行が良くなるのでしょう、お風呂上がりのように体が温まりぼーっとしてくるのを感じます。
一説にはナイアシンは躁状態を落ち着かせる効果しかないと言われています。
つまりうつ状態を持ち上げることはできませんが、躁状態を落ち着かせることはできるようです。
私の場合は、躁状態になることはもともとありませんので、精神安定の効果を感じられなかったのかもしれません。
3.まとめ
ナイアシンはある意味、とても体感のしやすいサプリメントだと言えます。
なかなかここまで効果が目に見えるサプリメントはないでしょう。
気分の浮き沈みが激しく、特に躁状態のときに気が大きくなりすぎて、あとから考えるとおかしな行動をとってしまうといった方は試す価値があると思います。
またフラッシュが起こるメカニズムとして血中のヒスタミン放出が影響していると考えられることから、アレルギー体質の改善にも効果が期待できるかもしれません[2]。
フラッシュ後は眠気に襲われるため入眠に使っている方もいるようですが、フラッシュ自体を心地よく感じるかどうかは人によります。
少なくとも私はそんなに好きな感覚ではありませんでした。
初めての方は500mgではなく、以下の100mgから始めることを強くおすすめします。
ちなみにフラッシュしづらいナイアシンアミドに通常のナイアシン同様の効果がないとする説もありますので、ナイアシンアミドを選択する意味はあまりないかもしれません。
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